臨床工学技士の仕事・資格
欠かせない医療機器に関しての専門家
どんな資格?

現代の医療技術は、進歩が年々加速度的に飛躍して、ハイテクノロジー化しています。
数々のMEと呼ばれる医用電子工学(メディカルエレクトロニクス)を応用した医療機器の性能、技術はますます高度化してきました。
これらの機器の操作、保守点検などには、医学的知識のみならず工学的知識も必要となり臨床工学技士という国家資格ができました。
現在、1万数千人の臨床工学技士が活躍しており、毎年約600名ほどの増加傾向にあります。
手術の際に立ち会い、人工心肺装置や電気メス、モニターなどのME機器の操作をしたり、それらの保守、院内でこれらの機器が適正に使用されるように教育指導を行ったりもします。
医療現場における医療工学技士の役割について

尿毒症などの治療法である血祭交換、腎臓病の治療に欠かせない血液透析などの治療の場合、専用の血液回路と専用の機械が必要となります。
臨床工学技士は、これらの準備・操作・保守管理をする仕事です。
病院内において、使用されているさまざまな医療機器に異常な作動や故障が起きたときの原因の追求と修理をメーカーとおもに進めていくことも、臨床工学技士の仕事の一つです。
法律的には「臨床工学技士の名称を用いて、医師の指示の下に、生命維持装置の操作および保守点検を行うことを業とするもの」と定義されています。
1988年に発足した新しい国家資格です。
法的には、看護士および准看護婦も臨床工学技士の業務のすべてを行うことができます。
しかし、看護(士)婦さんの本来の業務は患者さんの看護と診療補助にあります。
そこで、従来看護(士)婦さんたちがしてきた医療機器の業務を専門に行うのが臨床工学技士の仕事です。
試験の出題分野
受験資格
(1)大学に入学する資格のある者で、文部大臣が指定した学校、または厚生大臣が指定した臨床工学技士養成所において3年以上臨床工学技士としての知識および技能を修得した者、
(2)大学、高等専門学校または厚生省令で定める学校、文教研修施設もしくは養成所において2年(高等専門学校においては5年)以上修業し、かつ厚生大臣の指定する科目を修めた者で、
文部大臣が指定した学校または厚生大臣が指定した臨床工学技士養成所において1年以上臨床工学技士としての知識および技能を修得した者、
(3)大学、高等専門学校または厚生省令で定める学校、文教研修施設もしくは養成所において1年(高等専門学校においては4年)以上修業し、かつ厚生大臣の指定する科目を修めた者で、
文部大臣が指定した学校または厚生大臣が指定した臨床工学技士養成所において2年以上臨床工学技士としての知識および技能を修得した者、
(4)短期大学を除く大学で厚生大臣が指定する科目を修めて卒業した者、
(5)外国の生命維持装置の操作および保守点検に関する学校、養成所を卒業し、または外国で臨床工学技士の免許に相当する免許を受けた者で、厚生大臣が(1)から(4)にあげる者と同等の知識および技能を修得したと認めた者。
試験科目
�@医学概論、�A臨床医学総論、�B医用電気電子工学、�C医用機械工学、�D生体物性材料工学、�E生体機能代行装置学、�F医用治療機器学、�G生体計測装置学、�H医用機器安全管理学。
試験日
3月。
試験会場
札幌、東京、大阪、福岡。
受験料
4万4,400円。
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