どんなふうに働きたいか、ワークスタイルを検討する
正社員、パート、派遣など、スタイルは様々。
資格を選ぶポイントとして、もうひとつワークスタイルから考える方法もある。
ここでいうワークスタイルとはすなわち勤務形態のこと。
「正社員」「パート・アルバイト」「派遣スタッフ」「在宅ワーク」「フリー・独立開業」の大まかに5つ。
ワークスタイルを選択することで取得すべき資格の方向性も定まってくる。
たとえば週3日のパート勤務が可能な仕事がしたいと思えば、消費生活アドバイザー、
在宅で仕事がしたいならワープロ・パソコン系の資格や翻訳、
「1ヶ月のうち、パートで1週間だけ働けるような仕事がいい」と思うなら、医療事務といった具合に、だ。
正社員
どんな働き方?
雇われた会社のオフィスや店舗などに配属されて働くことになる。
週休1日もしくは2日の会社が多く、休み以外は朝9時ぐらいから5時くらいまでのフルタイム勤務となる。
メリット
福利厚生面が整っている場合が多く、しかも給与も安定した額を支給してもらえるので安心。
デメリット
時間的な自由が効かない。休みたいと思ってもなかなか休めない会社が多いのが実情。
どんな仕事がある?
事務職、販売、SEなどコンピュータ関連。
どんな資格が活かせる?
事務ならワープロ、簿記、秘書検定、通関士。
パート・アルバイト
どんな働き方?
労働時間が短い臨時雇用スタイル。
パートもアルバイトも法律上は区分けがないのだが、主婦はなぜか「パート」と言われる。
メリット
時間の融通が効く。
1年以上勤務し、労働時間や出勤日数などの条件を満たせば雇用保険にも加入できる。
デメリット
収入が限られる。年収は低い。
どんな仕事がある?
販売、専門職の助手など。
どんな資格が活かせる?
販売士、シューフィッター、DIYアドバイザー、消費生活アドバイザー。
派遣スタッフ
どんな働き方?
雇用された会社(派遣会社)ではなく、別の会社(派遣先)で働く方法。
派遣スタッフとして働ける職種は26と法律で定められているが、今後はその対策業務が自由化される見通しも出てきた。
給与は時給計算になり、働いた分だけ支給される。
メリット
働ける時間帯、勤務できる時間、勤務地をあらかじめ希望として出しておけば、それに合わせた働き方ができる。
つまりフルタイム、過3日、あるいは毎日5時間だけ、など自分の都合に合わせられるわけだ。
デメリット
職種によって時給がまちまちであること。
また交通費などは自分で支払うことになる場合もある。
どんな仕事がある?
従来は、(1)情報処理システム開発、(2)機械設計、(3)放送機器等操作、(4)放送番組等演出、(5)事務用機器操作、(6)適訳、翻訳、連記、(7)秘書、(8)ファイリング、(9)調査、(10)財務、(11)貿易、(12)デモンストレーション、(13)添乗、(14)建築物清掃、(15)建築設備運転等、(16)建築物関連サービス、
の16業務が派遣スタッフとして活躍できるフィールドだったが、平成9年4月から、新たに次の10職種が加わった。
(1)研究開発業務、(2)事業の実施体制の企画・立案業務、(3)書籍等の制作・編集業務、(4)広告デザイン業務、(5)インテリアコーディネーター業務、(6)アナウンサー業務、(7)OAインストラクション業務、(8)テレマーケティング業務、(9)セールスエンジニアの営業業務、(10)放送番組等における大道具、小道具業務
今後、さらに対象業務は広がっていく。
どんな資格が活かせる?
たとえば「情報処理システム開発」なら、情報処理系の資格、「適訳・翻訳」ならそれらの実力を証明する「通訳技能審査」「ほんやく検定」「適訳ガイド」など、
「OAインストラクション業務」なら、パソコン系のインストラクター資格などになる。
職種がより具体的なだけに、自分が目指す資格も決めやすい。
パートほど主婦ということを意識せず、しかも自分の都合で働けるのが派遣の良いところ。
在宅ワーク
どんな働き方?
自宅でできる仕事のこと。
依頼された仕事を期日までに仕上げ、出来高によって、料金が支払われる。
正社員、パート・アルバイト、派遣スタッフがすべて雇用契約に基づく労働者なのに対して、在宅の場合は、仕事の依頼者と対等な個人事業主になる。
最近はSOHOと称す、オフィスを自宅に持ち、在宅ワークを行う主婦が増えている。
メリット
受託した仕事を仕上げて納めればいいわけだから、仕事に携わる時間帯や時間数は問われない。
仕事の量も自分で調整できる。
デメリット
技能や経験のレベル、これまでの業績次第で収入は不安定になりがち。
逆に、実力がある人であれば、高収入が期待できる。
どんな仕事がある?
最近、主婦の間で最もポピュラー化しているのが、パソコンを使った仕事。
コンピュータのプログラミング、文書作成、あるいはインターネットのホームページ作成など。
そのほかに翻訳、校正や和裁なども在宅ワークの代表的な仕事だ。
どんな資格が活かせる?
翻訳技能審査、ほんやく検定、校正技能審査、POPクリエーター、DTPエキスパート、ワープロ技能検定、パソコン検定、情報処理技術者、システムアドミニストレータ、CAD利用技術者など。
フリー・独立開業
どんな働き方?
フリーランスの場合、特別な定義はないのだが、一般にフラワーデザインへイラスト、カラーコーディネーターなど、専門技能を持って活躍する人のこと。
受託した仕事に対して、ギャラが支払われるというシステムは、在宅ワークと同じである。
フリーを発展させ、自分の事務所を構えて独立開業といった方法もある。
独立には大まかに、(1)自分の専門技能やセンスを活かしてフリーで働く方法と、(2)国家資格を取得して独立開業する、の2とおりに分かれている。
メリット
自己裁量で働け、干渉されることもない。
デメリット
たとえ(2)の国家資格を取得していても、営業力がないと顧客を開拓できず、事業として運営していくことがむずかしくなってしまう。
専門性の高い資格に加えて、どんな人にも積極的にアプローチできる度胸も必要だ。
どんな仕事がある?
(1)の専門技能系だと、森林インストラクター、カラーコーディネーター、インテリアコーディネーター、フラワーデザイナー、など。
(2)なら、不動産鑑定士、社会保険労務士、税理士、弁護士、行政書士、中小企業診断士など。
どんな資格が活かせる?
(1)も(2)も仕事名がそのまま資格名に。
インテリア系で活躍するならグリーンアドバイザーも有効。
栄養士や管理栄養士の資格があれば、フードコーディネーターとして活躍できそう。
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