毛筆書写検定の試験
どんな検定?

ボールペンやシャープペンの普及などで、日頃毛筆を持つことが少なくなった昨今ですが、やはり毛筆で書かれた文字は美しいものです。
この魅力ある毛筆書道の資格が「毛筆書写検定」です。
この検定は、文部省が認定する公的資格試験。
受験者数は年間5万人を上回り、その評価も高まっている試験です。
1級合格者は指導者の資格を与えられ、自宅や関連学校などで書道を教えることができるようになります。
試験の出題分野
試験内容
1級:
[実技]
(1)漢字4〜5字を楷・行・草書の3体で書く、(2)漢字かな混じり文約50字、(3)漢字の臨書(楷・行・草・隷書のうち1書体)、(4)かなの臨書、(5)自由作品(短歌、漢詩などよリ1つ)、(6)書式文。
[理論]
(1)常用漢字の字体を旧字体と書写体で書く、(2)草書と古典を読む、(3)書道用語と書道史、(4)誤字訂正。
2級:
[実技]
(1)漢字3字を楷書と行書で書く、(2)漢字かな混じり文約30字を書く、(3)漢字の臨書(楷・行・草書のうち1書体)、(4)がなの臨書、(5)短歌や俳句などを自由な書体で書く、(6)掲示文6〜7行ものを書く。
[理論]
(1)旧字体と書写体を常用漢字の字体で書く、(2)草書を熟語で読む等、(3)筆順、(4)誤字訂正。
3級:
[実技]
(1)4字を楷書で書く、(2)漢字4字を行書で書く、(3)ひらがな4〜6字を書く、(4)かたがな4〜6字を書く、(5)漢字かなまじリ文約20〜30字、(6)掲示文3行ものを書く。
[理論]
(1)漢字の部分の名称、(2)筆順、(3)草書を読む、(4)誤字訂正。
4級:
[実技]
(1)漢字2字を楷書で書く、(2)ひらがな2字を書く、(3)かたがな2字を書く、(4)掲示文1行ものを書く。
[理論]
(1)筆順、(2)漢字書き取り。
受験資格
特になし。
受験料
1級:4,460円、2級:2,680円、3級:1,850円、4級:1,030円。
ビジネスの世界では、ワープロ文書が一般的になりつつありますが、その、一方で昔ながらの手書き文字があらためて見直されています。
毛筆書写検定の受験者が年々増えているのもその一端かもしれません。
毛筆書写検定の受験者は、高校生が50パーセント、大学生が20パーセント、残りが社会人となっています。
特に最近、社会人の増加が著しいのが特徴です。
社会人の主な受験理由は、冠婚葬祭のとき美しい楷書で記帳したい、年賀状は毛筆でじょうずに書きたい、毛筆で手先を刺激して老化を防ぎたいといったものです。
受験にあたっては、社会人の場合、カルチャーセンターが通信教育・書道教室を利用して勉強する人が多いようです。
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